【2026年4月29日】暗号資産市場まとめ:FOMC控えBTCは7万6,000ドル台、SEC「ACT戦略」が市場に与える影響

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【2026年4月29日】暗号資産市場まとめ:FOMC控えBTCは7万6,000ドル台、SEC「ACT戦略」が市場に与える影響

FOMC(米連邦公開市場委員会)の政策決定発表を目前に控え、ビットコイン(BTC)は7万6,000ドル台まで調整。SEC(米証券取引委員会)のポール・アトキンス委員長はビットコインカンファレンスで新たな規制方針「ACT戦略」を打ち出し、暗号資産市場の構造変化が加速しています。本日の市場動向と注目ポイントを整理します。

本日の主要マーケット動向

2026年4月29日朝(JST)時点の主要銘柄の価格推移は以下の通りです。米Yahoo Financeのレポートによれば、4月28日にBTCは7万7,368ドルで寄り付いた後、一時7万6,472ドルまで下落しました。3営業日連続で7万8,000ドル台を維持していた流れから一転、FOMCを前にしたポジション調整の動きが目立っています。

  • ビットコイン(BTC):約7万6,000〜7万7,000ドル台
  • イーサリアム(ETH):約2,278〜2,303ドル(前日比 -2.8%)
  • 主要アルトコインも軟調、暗号資産関連株式にも売り圧力

ETHもBTCに連れ安となり、レンジ下限を試す展開です。市場全体の出来高は通常水準を維持しているものの、リスクオフのムードが先行しています。背景には、米10年債利回りが4.24%付近で高止まりし、原油価格(ブレント原油)が104ドル超まで再上昇したことでインフレ警戒感が再燃したことが挙げられます。

FOMC:利下げは見送り、政策金利は3.50〜3.75%維持の見通し

本日(米東部時間4月29日午後2時、日本時間4月30日午前3時)に発表されるFOMC声明が、本日最大の注目イベントです。

CNBC等の報道によれば、市場は事実上100%の確率で「金利据え置き」を織り込んでおり、政策金利(FF金利誘導目標)は3.50〜3.75%のレンジが維持される公算が大きいとされています。3月17〜18日の前回会合でも金利は据え置かれ、インフレ率が3%台を維持する中、年内の利下げ期待は後退しています。

注目ポイントは2つあります。1つはパウエル議長の任期最終局面での発言トーン。もう1つは記者会見での「年後半の利下げ可能性」に関する示唆です。Krakenのリサーチノートでも指摘されている通り、FOMCに加え、PCEデフレーター、GDP速報値、ビッグテック決算が同週に集中しており、暗号資産市場のボラティリティ拡大要因となります。

SEC「ACT戦略」:暗号資産規制が「執行から協調」へ

4月27日、ポール・アトキンスSEC委員長が初めてビットコインカンファレンス(Bitcoin 2026 in Las Vegas)に登壇し、暗号資産規制の新方針「ACT戦略」を発表しました。これは現職のSEC委員長としては史上初の出来事であり、市場関係者から大きな注目を集めています。

ACTは以下の3つの柱で構成されています。

  • Advance(推進):海外に流出した暗号資産企業の米国回帰を促進
  • Clarify(明確化):トークン分類体系の正式化、SEC・CFTC共同による解釈ルール策定
  • Transform(変革):デジタル資産に対応するためSEC規則体系を全面的に書き換え

特に重要なのは「Innovation Exemption(革新例外)サンドボックス」です。アトキンス委員長は「数週間以内」に始動する見通しだと述べ、トークン化証券のオンチェーン発行・取引を、12〜36カ月間の限定期間で簡易登録のみで実施可能にすると説明しました(取引量上限、KYC/AML要件、定期報告は必須)。

デジタル資産分類とReg Crypto提案

SECは4月、暗号資産を5つのカテゴリーに分類する「デジタル資産タクソノミー(分類体系)」を公表しました。Sidley Austinの分析によると、5つのうち4カテゴリーは連邦証券法上の「証券」に該当しないとの整理が示され、業界の長年の懸念に一定の答えが出た形です。

加えて、ホワイトハウスの承認後に公表される予定の「Reg Crypto」提案では、スタートアップの登録免除や資金調達ルールの明確化が盛り込まれる見込みです。ルミス上院議員は、関連法案「Digital Asset Market Clarity Act」が2026年6月までに上院本会議で採決される可能性を示唆しています。

識者・市場関係者の見方

短期的な見方は分かれています。BitMEX共同創業者のアーサー・ヘイズ氏は、米国防支出の拡大や銀行規制緩和を背景に「年末までにBTCは12万5,000ドルに到達する」との強気予想を示しました。一方、機関投資家の一部は、インフレ高止まりと金利据え置き継続を理由に、BTCが7万ドル台前半まで調整する可能性を警戒しています。

The Blockのレポートでは「アトキンス政権下で1年が経ち、SECの暗号資産規制は実質的に協調路線へ転換した」と評価する一方、予測市場(Prediction Markets)への監視強化など新たな論点も浮上していると指摘されています。

今日チェックすべき指標・イベント

  • FOMC声明発表(米東部時間4/29 14:00 / 日本時間4/30 03:00)
  • パウエル議長記者会見(同 14:30)
  • 米GDP速報値(同週発表予定)
  • PCEデフレーター(同週発表予定)
  • Reg Crypto提案文書の公開タイミング(数週間以内が見込み)

特にFOMC後の記者会見で、利下げに関する含みのある発言が出るか否かは、暗号資産価格の方向性を決定づける可能性があります。

まとめ

本日のポイントは3つです。第一に、BTCはFOMC前のリスク回避で7万6,000ドル台まで調整。第二に、政策金利は据え置きが確実視されており、注目はパウエル議長の発言ニュアンス。第三に、SECの「ACT戦略」とInnovation Exemption始動が、米国の暗号資産市場構造を中長期的に塗り替える可能性があります。短期はマクロ要因主導、中長期は規制明確化のテーマが主役となる構図が鮮明です。

免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や特定の暗号資産の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。暗号資産は価格変動が大きく、元本割れのリスクがあります。

主要参照ソース

推奨カテゴリ:マーケット速報 推奨タグ:BTC, ETH, FOMC, SEC, アトキンス, 規制

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